Planet X 50mmディープホイールにはSapim CX-Rayが使われています。
エアロスポークとかブレードスポークと呼ばれる形のもので、
丸スポークより空気抵抗が少ないとされるスポークです。

メーカー製の高級ホイールもCX-Rayが結構採用されています。

では、実際のところ丸スポークとエアロスポークでは、どれくらいの差があるのでしょうか?

ホイールメーカーでは風洞実験で検証しているはず。
そのデーターがないかと、ネットで探してみたら

Great wheel test 2008 – Part 1 – Aerodynamics

というのを見つけました。

各社の完組を使い50km/hでのエネルギーロスを計測したものです。
ただ2008年ですから、ホイールは一昔前になります。
それでもリムハイトやスポーク本数も載っているので、
いろいろ参考になります。

これを見ると予想通り
 リムハイトが同じならスポークが少ないほうがロスは少ない
 丸スポークよりエアロスポークの方がロスは少ない
という傾向にあるのが分ります。

面白いのは
mavicのksyriumの空気抵抗が大きい
こと。

太くて扁平のスポークなので
きしめんスポークと呼ばれていますが、
空気抵抗はよろしくないみたいですね。

結論として、スポークの形状からみた空気抵抗は下の図のようになっています。
001
CX-RAYのような楕円形のものが一番空気抵抗が少なく、
丸スポークは当然一番悪い。

まあ時速50kmでの結果ですから、
私のような貧脚には関係ない話ですけど(^^;


ところでGOKISOホイールには星#15の丸スポークが使われています。→ココ参照。

GOKISOの設計思想は
 駆動力伝達のロスを少なくする
ことを重要視していますから、
スポークも空気抵抗より剛性を重視して、
星の丸スポークを採用しているのでしょうね。

なので、私もまずは星#15スポークで組んでみようと思います。

ただ、せっかくの手組みですから、
いずれCX-RAYなどのエアロスポークに変えたりして遊んでみたいと思います。

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